日本語に対応しているということがこんなにも顕著に結果として表れるものなのか、という話を紹介します。結果として日本語に対応していなかったiPhoneアプリが日本語にローカライズされたことで、途端にギュイーンとダウンロード数が跳ね上がったという。
Boom Beachの日本語での再出発
人気ゲームアプリBoom Beach、ご存知ですか?プレイしたことある方も多いと思いますが発売当初は日本語にローカライズされていなかったんです。アプリの説明もしかり、スクリーンショット、もちろんゲームの中も英語でのプレイを強いられてました。Boom Beachダウンロード数
Boom Beachは今年の3月にデビューしたアプリなんですが、このグラフを見て一目瞭然、急上昇している場所、そう4月24日のアップデートで日本語にローカライズされたのを境に日本のApp Storeでのダウンロード数が急上昇しています。ゲームの総合ランキングでいうとアップデート直前が426位だったものが、アップデート後では38位まで急上昇。
それまでは発売後の勢いが順調に下落していたのにも関わらず、アップデート後はそのダウンロードは大きく下落することなく現在まで人気を保っていますね。
Boom Beachレビュー数
そしてダウンロード数に比例してアプリのレビュー数ももちろんアップデート後に跳ね上がっています。
これは発売当初から現在までのレビュー数のグラフですが、レビュー数に関してはダウンロード数と違っていて緩やかに降っていますね。レビューはそのアプリに対して1度行ってしまうとほとんどの場合2度目はないのかもしれません。
注目すべきは直近のアップデート後にレビュー数が跳ね上がっているところなんですが、レビューの星の割合を見てみると少ない星のレビューが多いというのがわかります。これはいわゆる改悪アップデートというやつで、既存のユーザーが改善を求めてレビューしたものなのではないでしょうか。
ローカライズしない理由はないが
日本に限らず現地の言葉にローカライズさせることは今回の結果をみても明らかなようにそれをしない理由を見つけることは困難です。特に日本のように英語とは遠い言語を使っている国では大きなインパクトを与えることになるでしょう。しかし自動翻訳による安易なローカライズはそのアプリの価値を下げてしまう恐れが大きく、1度離れていったユーザーが再度そのアプリを使用する機会があまりないのではないか?ということを考えると安易な翻訳によるローカライズはそのアプリの将来をも決定しかねません。
もしもアップルが現地の言語にローカライズするという作業を代行してくれるということになればユーザー側、アプリ提供側にとって有益になるだけでなく、App Storeにとってもさらなる躍進へのステップとなっていくかもしれませんね。
参照元 : The Aftershock Of The Boom Beach Japanese Localization
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