空き容量が少なくてiOS8にOTAアップデートできないというトラブルはiOS8.1でも同様に起こっているようで容量カツカツで使っていたユーザーにとっては容量を空けるという面倒な作業がアップデート毎にもれなく付いてくるというまさかのトラブルに前回も含めて再度見舞われています。
ではなぜダウンロードしたファイルよりもはるに大きな空き容量が必要になるのでしょうか。その原因はなんなのか。中で何が行われているのか。
そこで今回は、アップデートファイルよりもはるかに大きいサイズ必要な理由というのがRedditで熱く議論され、その回答が非常におもしろくわかりやすかったので紹介したいと思います。
Evil_This「IKEAの本棚で例えると」
Evil_This曰く・・・IKEAの家具を買ってきたとしましょう。ここでそれは組み立てが必要な本棚です。設置には完成された本棚の大きさに見合ったフロアスペースが必要です。しかし本棚を箱から出す、フロアに並べる、そして組み立てるとき完成された本棚のスペースよりも大きなスペースが必要ですよね。あなたが移動するスペースだって忘れてはいけません。
moon-jellyfish「更新ファイルの解凍用スペースが必要だから」
moon-jellyfish曰く・・・ダウンロードされた更新ファイルの大きさが75MBだとしてもそれを解凍する必要があり、それを解凍するにはもう1つ分のファイルサイズが必要になります。iTunesからアップデートする場合にはiOS端末にファイルがないことから空き容量は占有しません。
bmcrider「それはジェンガのようなものだ」
bmcrider曰く・・・それはジェンガのようなものだ。現在デバイス上で動作しているOSよりもわずかに75MB大きサイズの場合であっても、更新するにはそのOSファイルをダウンロードする必要があります。そのあと、所定の位置に新しいOSを入れ、古いOSは削除されます。パソコンを使ってアップデートするならば、アップデートファイルがパソコンにあることからデバイスの空き容量を心配する必要はありません。
SMURGwastaken「プロセス中は遥かに大きなファイルに展開される」
SMURGwastaken曰く・・・アップデートファイルはなるべく短時間でダウンロードできるように、そして帯域幅を節約するためにより小さなファイルとして圧縮されているしダウンロード、インストールプロセス中にははるかに大きなファイルに展開される。もう1つ考えられることは、75MBのアップデートファイルだが、残りの1.5GBのファイルがインストール中にダウンロードされるということです。
そしておそらく、余分なスペースが必要なのは完全に古いOSを削除することなく、新しいOSをインストールしているのでファイルの移動分のスペースが必要だとされている。
heeloliver「アンパッケージにはワークスペースが必要」
heeloliver曰く・・・新しいOSをアンパッケージするにはワークスペースを必要とし、そのファイルを転送するにもスペースが必要です。NotACollegeKid「パズルのようなものだ」
elliotanderson「古いOSのコピーを保存する必要がある」
elliotanderson曰く・・・実際にダウンロードされるアップデートファイルは更新部分のみだが、アップデートするには古いOSのコピーを必要とする。たとえば300MBのファイルのうち100MBを変更する必要があるとしよう。その場合アップデートに必要な空きスペースは600MB必要ということを意味している。
StarManta「オリジナルファイルをロードし、それをコピーし、適用する」
StarManta曰く・・・新しいOSをインストールする場合には、オリジナルファイルをまずロードして、それをコピー、そして変更を適用する必要がある。そして次に、その変更を適用したファイルを元の位置に戻して、古いファイルは削除する。
それではなぜその変更を一度に行わないのか。それは安全に更新ファイルの適用を行うためだと思います。
たとえばもしもそのプロセス中に問題が起こりそれが中断したらどうなってしまうでしょうか。恐らくそのデバイスはBricked-Phone(文鎮化した電話)となってしまうでしょう。
パソコンがないなら16GBはやめとけ
わかりやすく面白い解答だけをピックアップしてみたんですがなんとなく理屈は理解できたのではと思います。しかし理屈はわかっても空き容量は増えないので、結論としてはパソコン持ってないなら16GBは面倒だからやめておけということになるのではないでしょうか。そしてまたこれで16GBのiPhoneをオススメできない理由が増えました。
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