iPad Air2の性能は2年前のMacBook Airをも射程圏内に捕らえる

Ipad air2 macbook air compare performance

いたるところで騒がれている新型iPadであるiPad Air2のハイパフォーマンス。タブレットとして現時点での性能は他の追随を許さずベンチマークスコアでもそのモンスターぶりが披露されています。
そのタブレットとして飛び抜けたパフォーマンス、ラップトップであるMacBook Airにも迫る性能を持ちあわせているんだそう。さすがのMacBook Airもたじたじ?Daring Fireballで比較検証されていたので紹介します。


2012年発売のMacBook Air(11インチ)に迫る性能


Last year, the new models were roughly all on par CPU/GPU-wise, with the A7 SoC running at about the same speed on all three devices: iPad Air, iPad Mini 2, and iPhone 5S. The Air had one small advantage over the other two devices: it was clocked at 1400 MHz instead of 1300 MHz, which gave it about a 5 percent advantage in CPU performance. The iPhone 5S had unique niceties, though, maintaining its clear position as the king of the iOS hill: a far superior camera and Touch ID, to name just two. The Air had better color gamut than the Mini, but I think it was very fair to say (which I did) that they were more or less the same iPad in two different sizes. The main thing you got when you paid the extra $100 for last year’s Air (versus the comparably-equipped Mini) was the size of the display.

同じiOSを搭載したこれまでのiPhoneとiPadのそれぞれの性能は大目に見てもそれほど大きなCPU/GPUの性能差はありませんでした。
去年に至ってはiPhone5S、iPad Air、iPad mimiともおよそ同じ速度で動作するA7チップを搭載していた。
ただiPad Airに関しては1400MHzで動作するなどCPU性能で5%高速だった。しかしそれでも5%に留まっていました。
また、Airとminiを比べてみても性能差はほとんど五分であるのは$100で得られるスクリーンの大きさくらいなものだった。

This year, all previous patterns are busted.

しかし今回これまでの通例が破られてしまいました。

Let’s talk performance. The iPhones 6 still have just 1 GB of RAM. The iPad Air 2 has 2 GB. The iPhone’s A8 SoC has 2 billion transistors and two cores. The iPad Air 2’s A8X SoC has 3 billion transistors. According to Geekbench 3, Apple achieved this by going from two CPU cores to three. And the Geekbench benchmark results bear this out:

それではiPad Air2のパフォーマンスの比較をしてみましょう。iPhone6は1GBのRAM、iPad Air2は2GBのRAM。iPhone6のA8チップは20億のトランジスタと2つのコアを搭載、一方iPad Air2はというとA8Xチップで30億のトランジスタと3つのコアを搭載しています。

Geekbench 3のベンチマーク結果によればこれら性能の差が以下のように表れ、iPad Air2の3コアによるハイパフォーマンスぶりを証明しています。

Geekbench3 benchmark score

iPhone6と比べたiPad Air2のシングルコアの性能もちろん優っているんですが、マルチコアスコアに関してはもう別次元のスコアになっているのがわかるかと思います。これはタブレットなんですよと言いたくなるベンチスコア。見事にこれまで小さな性能差で収まっていたiPhoneとiPadの関係が瓦解してしまいました。

そして下の方を見てみるとiPad Air2は2011年のMacBook Airのベンチスコアを上回っています。2011年といってもたかだか3年前。そのラップトップマシンの性能を凌ぎ、そしてそれがタブレットだということ。

さらにその下の方、2012年のMacBook Airではシングルコアでは大きく差を明けられているものの、マルチコアではその2年前のラップトップマシンに迫るスコアとなっているのがお分かりいただけるでしょう。

アップルのラップトップの花型機でもある現行型MacBook Proとの比較ではそのマルチコア性能は劣るもののその差は2倍もないという結果。差は大きいとみるか小さいと見るか。メインマシンとタブレットということを忘れてはいけません。

iPad Air2はずいぶん遠くに行ってしまった


第4世代のiPadはソニーのPS Vitaをも超える性能を備えているでは第4世代のiPadの性能のすごさを紹介したんですがそれが2年前。わずか2年でiPad Air2はもうここまで来てしまいました。

ま、ゲーム機は普通そのハードウェア更新が数年になるので単純比較はできないけれど、iPadはもう立派なゲーム機ですから。

今回このiPad Air2の結果、モンスターぶりを見せつけられてしまうと、ただただぼくは欲しくなり、そしてiPad Air2をもうすでに手にしているユーザーにとっては鼻たかだかな結果となったのではと思います。今回、ラップトップマシンと比較しているのが好材料で非常にわかりやすかったですね。

ということでiPad Air2はその薄さばかりが目立ってしまっているんですが中身も凄いよ、買う価値あるよということで。

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