SiriやGoogle Nowって日常的に使っているでしょうか?使ってはいるけれど、しかしその使用は限定的で「今日の天気は?」など決まったシチュエーションのみで使っている方が多いのでは?
それはなぜなら音声アシスタントの融通が利かないからということになると思います。
音声アシスタントの融通が利かないとは、人と人とが会話しているときのものとは別物だということです。
返ってくる答えが機械的で、たとえば言葉に詰まったりちょっと発音が悪かったりすれば、思った応えが返ってこないばかりか、へんてこで奇妙な会話になってしまい、事前にユーザーが自分自身で質問をわかりやすく端的で噛み砕いたものに脳内で変換する作業が必要になってきます。
そして脳内変換後にはじめてSiriに伝えるわけで、「今日の天気は?」などの定型ワードにはない行為がその使用を邪魔してしまいます。
そこでいかに人と会話しているかのように融通の利く答えを返してくれるかというのが音声アシスタントに求められているもので、そのテストを行った動画を紹介します。<参照元 : Video: Hound wipes the floor with Google Now, Siri and Cortana in ‘ultimate’ test>
テストにはSoundHoundのHound(Beta)とSiri、Google Now、Cortanaの4つを使用。
「クリスマスまで何日?」「イースターってなに?」
「ドバイの天気は?」「じゃあ10月は?」
「スペイン語でおはようなんていうの?」「じゃあオランダ語では?」
「りんごのカロリー教えて」「じゃあチョコレートは?」
このような感じでちょっと音声アシスタントにとってみれば意地悪な質問の仕方をしていて、続けざまの質問で「じゃあ10月は?」とか「オランダ語では?」と聞いています。
音声アシスタントの教科書通りの「10月のドバイの天気は?」「オランダ語ではおはようななんて言いますか?」ではなく一部を省き、質問の前後から把握できるかどうかを試しているんですね。
会話の前後から答えを導き出すというのは日頃人と人が行っている行為でわたしたちには特別難しいものではありませんが、音声アシスタントはやはり苦戦させられています。
しかしこれらの質問にもHoundは適切な受け答えが唯一できていて、他の音声アシスタントでは「じゃあ10月は?」をそのまま馬鹿正直にまるで映画のタイトルを検索しているかのような答えを出してしまう結果になっているんですね。
SoundHound (無料)といえばiPhoneでもお馴染み、楽曲を認識するアプリとして有名で、そのSoundHound発のHoundはまだBeta版ということですが今回の結果を踏まえると期待せずにはいられません。
あ、Cortanaはあえて触れないでおきます。
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