App Storeをウォッチしていると新規アプリによる傾向とか流行りとかが顕著に現れてくることがたまにあります。
そのトレンドはアプリの新規アプリ数やダウンロード数などを指標にしてトレンドを見ているわけですが、前回に引き続き最近おもしろい傾向がミュージック系アプリに現れているので紹介したいと思います。
前回というのはあの「Flappy Bird」のこと。
さすがに今はかつてのフィーバータイムは終焉しもうとっくに収束しています。ま、いまだにたまにクローンアプリでてますけどもうユーザーには見向きもされていないのでしょう。
ただ今でもFlappyで検索すればその名残を確認することはできます。
で、今回はそれに続くちょっとしたフィーバーがApp Storeで起こっています。正確には起こっていました。現場は前回に続き主にUSのApp Store。
もっと正確に言うと先々月あたりから集中してみられたこの流行りはApple Musicの出現が関係しているのか現在は落ち着いています。
ではApp Annieのグラフを添えて先月見られた不可解な音楽聴き放題系アプリとそのランキング推移を。
Free Music Player - Manage Your Playlist(削除済み)
Lite Player - Amazing Media Player(削除済み)
Musify - Music mp3 free Player Manager Pro(削除済み)
Musify Player - Join Your Favorite Music(削除済み)
MPlayer - Your Best Free Audio Player(削除済み)
PlayTube - Pro(削除済み)
Free Music - Mp3 Player & Playlist Manager for SoundCloud.(削除済み)
iMusica Free - MP3 Music Streamer & Best Music Player and Playlist Manager for NhacCuaTui(削除済み)
Free Music - Mp3 Player & Playlist Manager for SoundCloud(削除済み)
Video Player Pro - Enjoy Video HD for Youtube(削除済み)
Free Music Pro - Mp3 Player & Streamer(削除済み)
以上20のミュージック系、無料/有料アプリのランキング推移です。これはほんの一部でまだまだ他にも同系のミュージックアプリは多く存在し、もしくはしていました。
USだけでなくUSほど顕著でないながらも日本のApp Storeでもミュージックカテゴリで上位にランクインしているものがありますね。
どれも名前に付いているキーワードが似通っていてアプリは短命、リリース後数週間で削除されているものが多くまだ削除されていないものは近いうちに削除されるか、リリース後まだ間もない比較的新しいアプリです。
リリースされているアプリのカテゴリ付けはミュージックだけでなく旅行やカタログなど競合の少ないカテゴリでリリースされ、また複数のアプリをリリースしている開発者も存在しているところをみると、削除される前提でリリースしても費用対効果もよくおいしい市場なのでしょう。
試しにいくつかダウンロードしてみて使ってみましたが、このような無料音楽聴き放題系のアプリは別段珍しくもなく以前から存在し人気だったにもかかわらず先々月あたりからその出現が急に増え、そして無料アプリはともかくも、有料アプリまでダウンロード数をリリース後着実に伸ばし、売り上げランキングでも上位に来るなどちょっと意味がわかりません。。
ホント先々月あたりから何があったのか、このフィーバーはもう終焉を迎えるのか、はたまた盛り返しをみせるのか。
アプリ開発者がApp Storeの人気検索ワードに敏感に反応した結果だっとしてもその人気はどこから来ているのか。
ということで極端でわかりやすかったApp Storeの傾向を紹介してみましたが、はたしてユーザーはそれで無事幸せになれたのでしょうか。それもよくわかりません。
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